宮城県:登米市立佐沼中学校(中学1年生 137名)
テーマ:「教訓は、いのちを救う」~過去の災害から防災を学ぼう~
講 師:一般財団法人3.11伝承ロード推進機構
東日本大震災とはどのような地震だったのかを、被災した街や津波の様子、避難所生活の様子を映した画像などを通して理解した。今後もどのような災害が起こりうるか分からない中で、「自助・共助・公助」に必要な日頃の備えや災害発生時の行動について学習した。また、東日本大震災を経験した語り部(震災当時中学3年生)より、震災当時に体験したことや感じたことについて話を伺った。振り返りワークショップでは、災害が起きた時に自分たちにできることは何か、どんな防災につながるかをグループごとに考えて発表した。体験学習では、防災グッズづくりとして、新聞紙でスリッパや食器を作成。避難所での疑似体験として、3m×6mの空間にクラスごとに入り、避難所の狭さを体験した。最後に、避難所で起こり得る困りごとについて、どのような困りごとが起きるか、どのような解決策があるか、自分たちにできることは何か、についてグループごとに考えた。
感想
- 実際に被災した方の話を聞くことはほとんどなかったので、その時の心情や様子などを学ぶことができました。私たちはまだ生まれていなく、その時の様子が分からなかったので、貴重な話を聞かせてもらったなと思いました。
- 3.11の震災は私たちが生まれる前の出来事だったので、分からないことが多かったのですが、語り部さんのお話を聞いたことで深く知ることができました。そして、生き残ったことと、生き抜くことが違うということは、その時に偶然生き残っても、その後が大変だということも知って、災害は人生にとても影響をおよぼすと思いました。
- 防災グッズを作ってみて、インターネットで他にも作れそうな物を調べてみようと思いました。今回の講話で、自分はどのようなことができるかなどを考えることができました。
- ワークショップでは、班の人と協力して、自分もみんなもどのように行動すればいいか理解することが出来ました。そして、避難所に行く時は「自助・共助・公助」を心がけることや、周りに迷惑をかけないように、自分の行動に責任を持たなければと思いました。