福島県:棚倉町立棚倉中学校(中学1~3年生 364名)
テーマ:「教訓は、いのちを救う」~過去の災害から防災を学ぼう~
講 師:一般財団法人3.11伝承ロード推進機構
東日本大震災とはどのような地震だったのかを、被災した街や津波の様子、避難所生活の様子を映した画像などを通して理解した。今後もどのような災害が起こりうるか分からない中で、「自助」(自分や家族の命を守ること)、「共助」(近所の人や周囲の人たちと助け合うこと)、「公助」(国や自治体、消防や警察、自衛隊といった公的機関による救助・援助)に必要な日頃の備えや災害発生時の行動について学習した。また、東日本大震災を経験した語り部(震災当時小学6年生)より、震災当時の体験や、震災で変化した現在の街の様子などについて話を伺った。 感想
- 避難した時の状況や、離れ離れになってしまった同級生たちの話など、当時の苦しい現実を知ることができました。これらの話を聞いて、その状況に立たされたらどう思うか考えました。自分のふるさとを当たり前にあったはずの日常を奪われた人の気持ちを簡単に分かったなんて言えませんが、東日本大震災で被害を受けた福島県に住む1人として、災害や命について考え、伝え、備えるようにしたいと思いました。
- いま震災が起きたら、自分の命は自分で守るということを心がけたいです、そして、両親や地域の方などと避難場所の確認や、防災グッズのチェックなどをしていきたいです。
- 地震と津波の影響でライフラインが壊れてしまい生活が苦しかったということが、たくさんの写真から伝わってきました。ダンボールで仕切りを作ったり、食事の配給、水の給水などしたり、ボランティアの力が大切な場面も多くありました。
- 東日本大震災が起こる前も後も、私は同じ場所に住んでいて、あまり町について考えることはなかったけれど、安全にここで過ごせているのは、すごいことなのだと感じました。いつ、どこで、どんな時に地震が起こるかはわからないので、避難経路や避難場所は常に覚えておきたいです。