宮城県:宮城県農業高等学校(高校3年生 35名)
テーマ:くらしとつながる日本銀行
講 師:日本銀行仙台支店
紙幣や硬貨の寿命年数や、東日本大震災の際に持ち込まれた傷んだお札の引き換え作業の様子を例に、日本銀行には日本銀行券を発行する「発券銀行」の機能があることや、政府の口座や税金の管理を行う「政府の銀行」の機能、民間銀行や信用金庫への預金の預かりや貸出などを行う「銀行の銀行」の機能があることを学んだ。人々が安心してお金を使えるように、「物価の安定」のために金融政策を行い、「金融システムの安定」のために金融機関の経営状態をチェックするなど、日本銀行の役割についても学習した。
感想
- お札に施された工夫はいくつか知っていましたが、細かい文字と柄や他にもたくさんの工夫がされていることを知りました。また、戻ってきたお札は事前に検査をしていると知り驚きました。日本のお札がきれいな状態のものが多いのは、こういった仕組みがあるためだと分かりました。
- 政府の為替介入のニュースを見て、調べても分からない部分があったけれど、分かりやすく説明していただき理解することができました。
- 日本銀行が日本の中央銀行で、日本の金融をまとめている…くらいのイメージでしたが、日本銀行は沢山の仕事や役割があり、見えないところでも私たちは日本銀行と関わっていたんだということを知りました。
- 日本銀行の金融政策や、社会におけるお金の流れ、さらには地方銀行とのつながりなど、多くのことを知る良い機会になりました。これら以外にも、使えなくなった紙幣をシュレッダーにかけたものや、10億円分のお札のレプリカを実際に見せて頂くことで、お金というものの重みを味わうことができました。